大分御無沙汰してしまいました。
ここのところ、弟と一緒に仕事をするようになり少しばかりバタバタしていたので、間が空いてしまいました。すみません。
話は変わりますが、今日は破折の話。
破折とは文字通り「歯が割れてしまうこと」を言います。
一般的に歯は神経を取ったり、何度も根の治療を行うと、健常な状態の歯と比較して割れやすい・折れやすくなるといったデータがあります。
原因はいろいろありますが、やはり神経を取るために歯を削る量が多くなってしまうので、折れやすくなってしまうのでしょう。
折れ方はいくつかあり、折れた部位や方向によってその歯の今後が決まってしまいます。
当然折れた部位が良く見える位置で、大きさもそれほどでもなければ、修復することができます。
しかし多くは、歯根破折といって歯の根っこの方向に沿って縦に割れてしまうのです。多少ヒビが入っている程度なら問題はないのですが、割れ目が大きくなってくると、その割れ目に沿って歯の内部と外がつながってしまい、結果的にばい菌によって歯の中が侵されてしまいます。
そうなると割れ目に沿って膿がでてきたり、嫌な臭いがしてきます。痛みは人により様々ですが、経験上あまりないことも多いです。
ここまでいくと、残念ながら抜歯することでしか治療できません。
このような状態にならないようにしたいものです〜。