炎症のある根の治療を行います。
歯内療法とは聞きなれない言葉ですが、簡単に言うと歯の根っこの治療のことです。
虫歯が進行して大きくなると、細菌が歯の中の神経まで到達します。
すると痛みも強くなり夜も寝れないといった状態になります。こうなったらもう神経を温存することができないので、神経ごと細菌を除去することになります。
しかし歯の神経の形態は複雑怪奇で歯の生えている位置や種類・はたまた人ごとにかなりバリエーションがあるため、なかなか一筋縄ではいきません。
また根管(神経の入っていた空間)の中は基本的に見えない部分であるため、いちど根管に細菌が侵入してしまうとそれを取り除くのは容易ではありません。
ルーペ(3〜6倍)など拡大ツールを使用しできるだけ可視化した上で感染した部分を除去し、丁寧に洗浄することで生体が治癒に向かうよう促します。
言葉で言うと簡単ですが、非常に時間と手間のかかる地味な作業になりますので、少しでもつらくならない様に工夫していますのでよろしくお付き合い下さい。